Tax Seasonもあと10日となり、私の仕事もかなり忙しくなってきました。
早朝に、さらに、夜、子供たちにご飯を食べさせて、また仕事に向かう日々です。
Blogを見ていただいた方より、いろいろな問い合わせをいただいております。
私のほうでは、時間のある限り、できるだけ答えるようにしております。
そこでお願いがあります。 中には、時間をかけて、調査をすることもあります。 しかしながら、返事を差し上げても、何も返事がないことがしばしば。 私としては、送った返事が届いているのかどうかが心配になります。
なので、質問に対しての返事を受け取られた場合には、受信した、と一言で構いませんので、折り返しお返事をいただけると助かります。
これからTax Seasonの佳境に向かい、夜もオフィスに向かい、顧客対応いたしますため、家にいる時間も少なくなります。 このBlogは、HR Blockの仕事とは別で、家で書いております。 HR Blockでは、個人のE-mailにはアクセスできません。
従って、質問を頂いても、すぐに返答できることが出来ないと思います。 余裕をもって、返答できるのは、4月15日以降になります。
もし、4月15日までのTaxファイリングの為のご質問であれば、お近くのHR Blockにお越し下さい。
又は、私のほうでもTax DocumentsをFaxで頂いて、「お仕事」の依頼として承ることもできます。 その場合は、まず、Service Agreementにサインをいただき、お仕事を依頼する、という確認をさせていただきます。
そのあとは、Approve Onlineといいまして、Internetを通して、最終の確認、E-Fileの承認などができます。 わざわざDallas, Texasにお越しにならなくとも、Taxが出来ますので、その際には、ご連絡下さい。
尚、費用ですが、W-2, 1099 などのTax Informationが私の手元に届き、それを実際に見てから、HR Blockの素晴らしいプログラムに打ち込んで、その結果、費用が計算されます。 打ち込む前には、大体の費用しかわかりません。 W-2, 1099、その他日本で受け取った収入、払った税金などの書類、情報を受け取らない限りは、残念ながら、何ともいえません。
上記、ご理解の程頂きたく存じます。
ダラス地域在住の日本人Tax Adviserによる、アメリカの個人タックス リターンについての情報をお伝えします。 近年は、日本にこられた研究者、日本にお住まいのアメリカ国籍を持つ方のファイリングを請け負うことが多くなりました。
2010年4月5日月曜日
2010年4月4日日曜日
Extension Form 4868
Extensionとは、なんとかTaxリターンをやってみたけれど、資料が揃わないなどの諸事情がある場合に、提出期限延期のお願いをするものです。
4月15日がTaxリターン提出の期限ですが、Form 4868 を提出することによって、6ヶ月の延長ができます。 期限は、10月15日までに延長されます。
このForm 4868は、4月15日までの提出です。
Tax Balance Due (税金の残高、払い込み)のある人も、Tax Return(税金の還付・リターン)がある人も、提出いたします。
但し、多くの人が勘違いをしていることがあります。 それを説明します。
このFormを提出するにあたっては、すでにTaxの計算を途中までしている、ということが前提とされています。 ただ、資料が4月15日までに揃わない、天災を被った、国外にいってしまっている、などの理由によって、提出できない場合に延期をお願いするものです。
従って、Tax Filingに取り掛かっていなかった、という理由のためには考えられていないものです。 W-2などのIncome Statementは1月下旬には提出されることになっています。 それから3ヶ月もありますから、Taxに取り掛かる時間は十分あったでしょう?というのがIRSの言い分です。
Extension Form 4868の目的というのは、Late Filing PenaltyとLate Payment Penaltyを回避するためです。 (リファンドがある人は、Penaltyは発生しません。)
書き方ですが、Form 4868のLine 1から3までは、お分かりになると思います。
Line 4: Estimate of total tax liability for 2009
Tax Filingには、Form 1040 ・1040A/1040EZを使います。 その中では、「Taxable Income」を計算します。 収入、Exemption, Adjustmentなどが1040でしたら、一枚目のLine 7から始まります。 2枚目に行くと、Standard Deduction, Itemized Deduction、Personal Exemptionがあり、それらを調整後の総収入(Adjusted Gross Income) から引きます。 それが、Taxable Incomeです。
それをもとに、「Tax」が計算されます。 紙と鉛筆でFilingをする人は、Tax Tableを見て決めます。 ソフトウエアは自動的に計算してくれます。 その「Tax」が、Total Tax Liabilityのことです。
Line 5.Total 2009 Payments
年間に支払った税金のことです。 お給料でしたら、源泉徴収のことです。 W-2でしたら、Box-2にFederal Tax Withholdingとある金額のことです。 Tax Formとして送られてきたもの、たとえば1099-Rなり、1099-INTなどで、もし、Tax Withholdingとして引かれていれば、その合計を入れます。
Line 6. Balance Due
Balance Dueとは、Taxの払い込み、つまり、源泉徴収など、年間通して払ったTaxが総収入から計算したTaxの金額より少ない場合に発生します。 人によっては、W-2をもらわない人もいます。 リタイアした方や、株の配当で生計を立てている人など。 そういう人たちには、自分たちでEstimate TaxをQuartery Paymentで払っている人もいます。 そのEstimated Paymentもここに書き込みます。
Tax Refundがありそうな人も、Tax Balance Dueが発生する人もLine 4 とLine 5は書き込みます。
Tax Balance Dueがありそうな人は、出来れば、EstimateのTax Dueの金額のチェックを一緒に添えて提出し他方がいいと思います。 多少の金額でもいいので、支払えば、遅延のインタレストが減ります。
多くの人が勘違いしているのは、Extensionによって、Taxの支払いも先延ばしに出来る、と思ってしまっていることです。 FileはExtensionを申請して、先延ばしにできますが、Taxの支払いは、この4月15日から、インタレストがかかり、最終的には、実際に支払う税金にそのインタレストを加算して、支払うことになります。 更には、ペナルティーも発生する可能性もあります。
このExtensionで一番大事なのは、このLine 4です。
ここに記入するTax Liabilityが低い場合には、このExtensionが却下される場合があります。 従って、4月15日まであと10日ありますから、人事を尽くして、Taxをやってみてください。
自力で出来ない場合は、Taxをしてくれるところに駆け込んで、Estimateをしてもらい、Extensionをファイルしてもらってください。
それでも、Line 4,5,6を記入しないままで出す人もいると思います。 Tax Balance Dueになる人は、遅延のインタレストやPenaltyが発生することがある、ということを認識してください。
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