2010年4月5日月曜日

アドバイスについて

Tax Seasonもあと10日となり、私の仕事もかなり忙しくなってきました。
早朝に、さらに、夜、子供たちにご飯を食べさせて、また仕事に向かう日々です。

Blogを見ていただいた方より、いろいろな問い合わせをいただいております。
私のほうでは、時間のある限り、できるだけ答えるようにしております。

そこでお願いがあります。 中には、時間をかけて、調査をすることもあります。 しかしながら、返事を差し上げても、何も返事がないことがしばしば。 私としては、送った返事が届いているのかどうかが心配になります。

なので、質問に対しての返事を受け取られた場合には、受信した、と一言で構いませんので、折り返しお返事をいただけると助かります。


これからTax Seasonの佳境に向かい、夜もオフィスに向かい、顧客対応いたしますため、家にいる時間も少なくなります。 このBlogは、HR Blockの仕事とは別で、家で書いております。 HR Blockでは、個人のE-mailにはアクセスできません。

従って、質問を頂いても、すぐに返答できることが出来ないと思います。 余裕をもって、返答できるのは、4月15日以降になります。 

もし、4月15日までのTaxファイリングの為のご質問であれば、お近くのHR Blockにお越し下さい。

又は、私のほうでもTax DocumentsをFaxで頂いて、「お仕事」の依頼として承ることもできます。 その場合は、まず、Service Agreementにサインをいただき、お仕事を依頼する、という確認をさせていただきます。 

そのあとは、Approve Onlineといいまして、Internetを通して、最終の確認、E-Fileの承認などができます。 わざわざDallas, Texasにお越しにならなくとも、Taxが出来ますので、その際には、ご連絡下さい。

尚、費用ですが、W-2, 1099 などのTax Informationが私の手元に届き、それを実際に見てから、HR Blockの素晴らしいプログラムに打ち込んで、その結果、費用が計算されます。 打ち込む前には、大体の費用しかわかりません。 W-2, 1099、その他日本で受け取った収入、払った税金などの書類、情報を受け取らない限りは、残念ながら、何ともいえません。

上記、ご理解の程頂きたく存じます。

2010年4月4日日曜日

Extension Form 4868

Extensionとは、なんとかTaxリターンをやってみたけれど、資料が揃わないなどの諸事情がある場合に、提出期限延期のお願いをするものです。 

4月15日がTaxリターン提出の期限ですが、Form 4868  を提出することによって、6ヶ月の延長ができます。 期限は、10月15日までに延長されます。

このForm 4868は、4月15日までの提出です。

Tax Balance Due (税金の残高、払い込み)のある人も、Tax Return(税金の還付・リターン)がある人も、提出いたします。


但し、多くの人が勘違いをしていることがあります。 それを説明します。

このFormを提出するにあたっては、すでにTaxの計算を途中までしている、ということが前提とされています。 ただ、資料が4月15日までに揃わない、天災を被った、国外にいってしまっている、などの理由によって、提出できない場合に延期をお願いするものです。

従って、Tax Filingに取り掛かっていなかった、という理由のためには考えられていないものです。 W-2などのIncome Statementは1月下旬には提出されることになっています。 それから3ヶ月もありますから、Taxに取り掛かる時間は十分あったでしょう?というのがIRSの言い分です。

Extension Form 4868の目的というのは、Late Filing PenaltyとLate Payment Penaltyを回避するためです。 (リファンドがある人は、Penaltyは発生しません。)


書き方ですが、Form 4868のLine 1から3までは、お分かりになると思います。

Line 4: Estimate of total tax liability for 2009

Tax Filingには、Form 1040 ・1040A/1040EZを使います。 その中では、「Taxable Income」を計算します。 収入、Exemption, Adjustmentなどが1040でしたら、一枚目のLine 7から始まります。 2枚目に行くと、Standard Deduction, Itemized Deduction、Personal Exemptionがあり、それらを調整後の総収入(Adjusted Gross Income) から引きます。 それが、Taxable Incomeです。

それをもとに、「Tax」が計算されます。 紙と鉛筆でFilingをする人は、Tax Tableを見て決めます。 ソフトウエアは自動的に計算してくれます。 その「Tax」が、Total Tax Liabilityのことです。


Line 5.Total 2009 Payments

年間に支払った税金のことです。 お給料でしたら、源泉徴収のことです。 W-2でしたら、Box-2にFederal Tax Withholdingとある金額のことです。 Tax Formとして送られてきたもの、たとえば1099-Rなり、1099-INTなどで、もし、Tax Withholdingとして引かれていれば、その合計を入れます。 

Line 6. Balance Due

Balance Dueとは、Taxの払い込み、つまり、源泉徴収など、年間通して払ったTaxが総収入から計算したTaxの金額より少ない場合に発生します。 人によっては、W-2をもらわない人もいます。 リタイアした方や、株の配当で生計を立てている人など。 そういう人たちには、自分たちでEstimate TaxをQuartery Paymentで払っている人もいます。 そのEstimated Paymentもここに書き込みます。

Tax Refundがありそうな人も、Tax Balance Dueが発生する人もLine 4 とLine 5は書き込みます。

Tax Balance Dueがありそうな人は、出来れば、EstimateのTax Dueの金額のチェックを一緒に添えて提出し他方がいいと思います。 多少の金額でもいいので、支払えば、遅延のインタレストが減ります。 


多くの人が勘違いしているのは、Extensionによって、Taxの支払いも先延ばしに出来る、と思ってしまっていることです。 FileはExtensionを申請して、先延ばしにできますが、Taxの支払いは、この4月15日から、インタレストがかかり、最終的には、実際に支払う税金にそのインタレストを加算して、支払うことになります。 更には、ペナルティーも発生する可能性もあります。


このExtensionで一番大事なのは、このLine 4です。
ここに記入するTax Liabilityが低い場合には、このExtensionが却下される場合があります。 従って、4月15日まであと10日ありますから、人事を尽くして、Taxをやってみてください。 

自力で出来ない場合は、Taxをしてくれるところに駆け込んで、Estimateをしてもらい、Extensionをファイルしてもらってください。

それでも、Line 4,5,6を記入しないままで出す人もいると思います。 Tax Balance Dueになる人は、遅延のインタレストやPenaltyが発生することがある、ということを認識してください。