大手Tax会社に勤めていたときに、いろいろな「わざ」を使う人たちにお会いしました。
Taxをファイルする、と事務所にくる。 そして、私たちTax ProにTaxファイリングの準備をさせて、結果をみると、何かの理由をつけて、去っていく。。。 こういう人たちは、すでに自分でTurbo Taxなどのソフトで計算していて、私たちプロに聞いて、自分の答えを照合しにきた、というやり口です。 こちら側としては、時間を掛けたのに、会社への収入がなくなる、という会社にしても、Tax Proにしても、かなり残念な結果となります。
コンピューターの前に座っているような気配が伝わってきて、電話で、Tax Filingのやり方を一つ一つを聞いてくる人たち。
どのくらいの収入であれば、Earned Income Credit*が最大になるかを聞いてくる人たち。
ここ、アメリカ、いかにモノやサービスをただで入手しよう、という根性はものすごいですね。 私もいかにケチる、値切る、ということは多少習いました。 でも、上記のような行動はどうしても、えげつなく映ってしまいます。
リファンドが多くなるのであれば、嘘をつく人、結構、見てきました。 リスクを負うのは、Tax Proでした。 また、同じ立場の友人が別のところでFilingをしたら、リファンドがもっと多かった、と文句をいうひと。 それは、Illegalで、間違ったファイリングですといっても、他のところでファイリングする、と消えていきました。
確かにTaxのファイリングは時に、一般の人には難しすぎることが多々あります。 そして、費用が払えない人たちもいます。
一方、Tax会社では、リファンドからTax Filing Feeを引いて、残りをお客様の口座にデポジットする、という方法も取っています。 仲介手数料をとります。 この方法で数年前には、Rapid Refundといって、2週間またずに、リファンドの多くを当日、数日でお渡しする、という商品もありました。 これは、実は短期ローンで、その手数料は$50-$100というぼったくり手数料をチャージしていました。 今はこの業界ではIRSの規制により、殆ど行っていませんが。
さらに、Tax の業界内での競争激化のため、私のいた会社では3年前に、一番簡単なTax filingは無料!というキャンペーンもありました。 シェア獲得のためです。 最初は簡単なファイリングでも、年とともに複雑になってきて、お客として今、確保しておく、というマーケティングの名目でした。 しわ寄せは、当然、TaxProでした。 お給料は歩合制でしたので、減った方が多かったですよ。
いや~、確かにお金は大事ですよね。 モノやサービスは出きればただで入手したいですよね。 このお仕事を大手の会社でしてきて、いろいろとお金に関する「えげつなさ」にもたくさん触れさせていただきました。(反対の場合もありますよ。 念の為。)
でも、上記のような人たちも、Tax業界の会社も、果たして、経済的に良い結果になったのでしょうかね? お客様の中には、リファンドを手にすると、すぐに消費してしまう人も多く、貯金する、IRA*を設立する、という人は少なかったです。 また、Tax会社の多くは、赤字のままで株価は低迷。 破産申告した大手もありました。
おととい、突然、TextでW2の写真が送られてきて、これでリファンドどのくらいか、との質問が送られてきました。 ソーシャルセキュリティー番号、名前は隠されていました。 ご自分の紹介もありません。
Textで丁寧に返事さしあげました。「どちら様でしょうか?」「無料のTaxソフトがあるので、それをご利用してはいかがでしょうか?」「リファンドの見積もりなら、$50チャージさせていただきます。」と。 しばらくして、以前のお客様の関係の人だとTextを打ってきました。 つまり、紹介、をほのめかしていました。 (日本人の方ではありません。)
返事しましたかって? ほったらかしにしてあります。
「えげつない」は、「いげちない」が変化した言葉らしいです。
「えげつない」:ものの言い方ややり方が露骨・無遠慮で節度を超えているさま。ずうずうしく、いやらしい
「いげちない」:薄情である。冷淡である。 むごい。むごたらしい。厚かましい。意地汚い。
私江戸っ子なので、言わせてもらいやしょう。 お金ってもんは、人にために使うと、いつの間にか自分に戻ってくることがあるんでやんす。 全部、使うこっちゃありゃせんですけどね、一部を寄付するとか、親孝行に使うとか、本当に困った友人に他の人にわからないようにそっととかね。 んで、お金ってのはね、神さんからいただくもんでござんす。
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*Earned Income Credit: 一定の収入に満たない納税者がリファンドを通して受け取る福祉のお金。
*IRA: "Individual Retirement Arrangement":会社ではなく、個人で開設する老後資金。
6 件のコメント:
こんにちは。タックスリターンの検索で見つけました。
なんだか色々参考になる話ばかりで、過去に遡って読んでしまいそうです。
アメリカに来て三年目、今年は旦那にやって貰おうかと思っていましたが、色々を読まさせて頂いたら、プロに頼んだ方がいい気がしました。
参考になりました。ありがとうございました(^^)
なしこさま、コメントありがとうございます。
2年ほど多忙で更新していませんでしたが、過去の記事には、Tax情報が古いものもあります。 それなりに読んでみてくださいね。
Taxなどは、本来、自分で出きるくらい、簡単であるべきなのです。 しかし、政治に使われているので、どんどん複雑化しています。
Tax Proにもいろいろあります。 名のある会社でも、ぜんぜんだめだったり。CPAでもできない人たくさんいます。(CPAのTAX結構なおしてきました。)
なにかあれば、コメントくださいね。 樋口
昨日HR行ってきました。予想以上な結果で、かなり驚きました。
HRに$130払い、IRSに$105、カリフォルニアに$61、トータル$296払いました。我が家はインシュランスを払っていないので、ペナルティもあるので覚悟はしていましたが、自分達でやればよかったかな?と、HRに$130も取られてるなんて、行った事を後悔しました。
去年は、戻りがあったしこんなに手数料も取られてなかった記憶…キャンペーン中だったのかな?
やれやれな結果でした(涙)
なしこさん、お疲れ様でした。 かなりの出費でしたね。
その会社には私はもう働いていませんが、料金は、作るTax Formの数と複雑さによって決まっています。 さらに、カリフォルニア州の税制は全米でもかなり複雑でいろいろな項目があります。
たとえ、Tax Proがあっという間に仕上げて簡単そうに見えても、慣れていない方がされると、かなり時間がかかる場合などをかんがみて料金設定されていると思います。 独身で扶養家族がいない人でしたら、多分$50-$100くらいかもしれません。
また、ご自分でもできたかもしれませんが、払い込み、となると、何か間違っているのでは、とそこでストップしてしまうこともあります。 結果として、プロに頼む、ということになることもしばしばです。
アメリカのタックスは毎年変わり、複雑なので、本当に厄介ですね。
もし、昨年との違いが大きすぎ、料金が高い、とお思いでしたら、再度同じHRのオフィスに電話して、説明を求めてください。 そこであきらめないで、料金を払った分、十分な説明と来年に向けての、アドバイスを貰ってきてください。 土曜日はものすごく混むので、予約を取っていったほうが良いと思います。
ただ、今年のタックスはAffordable Care Actによる複雑な計算と、健康保険に9ヶ月入っていなかった人へのペナルティーがありますため、複雑だと思います。
健康保険に入られていないままであれば、来年のペナルティーは$300とか$600という目の飛び出るような金額になりますので、大至急、healthcare.gov に入って保険に入るか、お知り合いのエージェントに大至急相談されたほうがいいですよ。 ご収入によっては、政府から補助がでるようになっています。
加入は2月15日が締め切りです。 って、今日は、もう13日ですね。 まだ加入されていないのなら、お急ぎくださいね。
また、IRSへの払い込みは、期限が4月15日までなので、それまでお給料日ごとに貯めていくのも手です。
樋口さんからの料金を払った分の説明と、来年に向けてのアドバイスを貰って来て下さい!との言葉に心を打たれ、本日主人に確認させました。
充分な説明をしてもらい、どうして去年よりも高いのか分かったので、心のモヤモヤが晴れて納得出来ました。
素早い返信と、適切なアドバイスありがとうございました(^^)
これからもブログ楽しみにしてます!
なしこさん、
返事遅れました。 平日・昼間の会計の仕事もピークで、毎晩遅くまでタックスしているので、なかなかこちらを見る時間がありませんでした。
そうですか、しっかりと説明をもらってきたのですね! それはよかったです!
リファンドが減る理由はたくさんあります。 源泉徴収の金額が少なかったから、子供が17歳になったから、扶養家族がいなくなったから、退職金を早期にだしてしまったから。。。
一番少ない理由が、タックスプロの失敗かもしれません。(へへへ。)
来年のタックスシーズンに向けての改善は今からしなくてはいけないことが多いです。 受けたアドバイスを出きる限り実現していけば、来年はにこにこ顔で、タックスオフィスから出てこられると思います。
タックスシーズンが終わると、あーもーおわったからいいやー、とタックスのことを忘れてしまいますが、夏あたりに、予約をとって、その年のレビューをするのもいいでしょう。 それまでのお給料の情報、何か変化があったか、など。
私の前にいた会社の内情ですが、5月から11月くらいまでは、コミッション制が終わり、時給に戻りますので、数を追わない仕事となります。 ただし、夏空いているオフィスは限られますが。
ともかく、がっかりな気持ちがポジティブに変わって本当によかった、と思っています。
日本語まちがいだらけのこのブログを読んでいただいて有難うございます。 これからも、おつきあいくださいませ。 樋口
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